JUST A GIRL

本当に今更ながら、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェの『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』を読んだ。ここ数年モヤモヤしていた部分がスッと晴れて、ああ、わたしも「フェミニスト」を名乗っていいかもしれないと思えた。

わたしは『キューティ・ブロンド』を見てエル・ウッズに憧れた小学6年生の頃から今までずっと、たくましく生きる女性が大好きで、男性優位な社会が許せなくて、自分自身も自立した強い女性であろうとしているから、周りから「フェミニスト」という言葉でカテゴライズされたことが何度かある。

でも、わたしは昔から好きな色を聞かれたら真っ先にピンクを選ぶような子どもで、いつだってかわいいものに囲まれていたくて、自分をかわいく着飾るのも、男の子からチヤホヤされるのも、当たり前のように好きだ。女で、それなりに若くて、人並みに褒められる容姿だから、という理由で優遇されるようなことがあっても、その時に感じた小さな違和感は軽々と無視して生きてきた。

だから、私はずっと自分のことを「フェミニスト」ではないと思っていた。ただ、映画やドラマに登場する強い女性に憧れていて、家父長制に反対で、女性を下に見る男どもが大嫌いで、自分の力でお金を稼いで自由に暮らしたいと思っているだけで、「フェミニスト」ではないと。

でも、そんな態度も、もう終わり。「わたしみたいな者がフェミニストを名乗っていいものか…」と変に卑屈になる必要はなくなった。ようやくそう思えた、26歳の冬。