IT IS WHAT IT IS

今、『WE ARE WHO WE ARE』が圧倒的に面白い。ファッションとか、キャストとか、音楽とか、好きな部分は死ぬほどあるんだけど、毎話「ルカ・ダァダニーノってやっぱすげえな」と思わされる。

『Call Me By Your Name』もそうだったけど、生きている中でたびたび思い出す、輝いた一瞬を表現するのが誰よりも上手いと思う。そして大抵、その瞬間はそれがスペシャルだってことに気づいてないんだよね。その、気づいてない感じこそが「青春」なんだけど。

そういう記憶、あったかなあ。大学1年の夏、ミズーリの片田舎で。夜に5〜6人で寮を抜け出して、こっそりモールに行った日のこととか。それっぽいけど、なんか違うな。そういう記憶がないからこそ、これほど青春映画やドラマに惹かれるんでしょうか。