A FEW OF MY FAVORITE THINGS(ⅱ)

続いて映像編。事前に申告しておくと、コロナの影響で例年の半分くらいのペースしか映画館に行けてない+なぜか過去のアニメにハマっていたせいで、今年は映画もドラマも大して観られてません。ので、かなり厳選した、上半期ベスト級のものだけ登場だ!

 

映画はもう、ダントツで『David Byrne's American Utopia』。凄かった。満足度100%。曲が終わるごとに拍手できないのが辛かったくらい。改めて、デイヴィッド・バーン、歌うま! 終わった後にノースフェイスのダウンを着て自転車に乗る姿も最高にチャーミング。9月からブロードウェイで再演されるみたいなんだけど、私はなぜか来年の2月24日(我が誕生日)のチケットを1枚取った。一応、同棲しているパートナーや数人の友達もいるのに、誰かに誕生日を祝ってもらおうとせずに自分だけの楽しみを作っちゃうところが良くも悪くも私らしいなと思う。

 

それから、これは決して傑作というわけではないけれど、自分の専門ジャンルなので語らずにはいられないやつ。トレイラーでエイミー・ポーラー(彼女が今作の監督!)の演じる母親が「When I was 16, all I care about was smashing the patriarchy and burning it all down」と言っているのを聞いた瞬間から、もう大好きになった。さすがエイミー・ポーラー、『Mean Girls』で「I'm not a regular mom, I'm a cool mom」と言ってただけある。爽快で、でも軽率じゃないフェミニズムの描き方に、ずっと涙目。あとは、『Booksmart』の時はただの鈴木福くん似だと思ってたニコ・ヒラガが超かっこいい役どころで、好きになっちゃった。

 

ドラマは『WE ARE WHO WE ARE』の一人勝ち。ぶっちぎりの優勝。この先もこれを超える作品になかなか出会えないかもしれない。人生に一度しかない一瞬の激しさ(それこそが私が心掴まれる青春だと思うんだよな)を描くことにおいて、ルカ・グァダニーノより長けている人は果たしているんでしょうか。最終話なんて「終わらないでくれ、まだ終わらないでくれ」と念じながら観た。まだ心のどこかで彼らに会える気がしちゃってる。思い出しただけで心臓がキュッとなる。とりあえずフレイザーが着てたKapitalのTシャツは手に入れた。

 

マーベルのドラマも続々と公開されていますが、心掴まれたのはやっぱり『The Falcon and the Wintersoldier』かなあ(『WandaVision』も面白かったけどね)。終盤の展開とか、あ〜これまでこの世界についてきてよかった〜って胸いっぱいになっちゃった。あと私、今までMCUで好きなキャラを聞かれるたびにスターロードって答えてたけど、バッキーめっちゃ好きだわ。というより、セバスチャン・スタンが好きだわ。カーター・ベイゼンがこんなに立派になって……という目で見てしまいます。新キャップはうちのケインに似ててウケたね。

 

にゃんぱす〜。アニメは『のんのんびより のんすとっぷ』に心打たれっぱなしでした。シリーズものは登場人物がどんどん年を重ねて関係性が変わっていく姿が好きなので、いつまでも年齢の変わらないサザエさん方式のものにはあまり魅力を感じないんだけど、3期は、れんちょんに妹分ができたり、2年生になったりして… 泣かずにはいられない……(重大なネタバレだけど数ヶ月経ってるしもういいよね)。最終回のエンディングの『ただいま』には今年のベストアニメソング賞も捧げます。ちなみに私はひかげが大好きです。

 

もう一つ良かったのが、『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』。正直めちゃくちゃ複雑で難しくて、100%理解できるのかと聞かれたら即答できないんですが……。それでも最後までついていきたくなるほどの、各キャラの魅力と映像のセンスの良さ! ユンや侍、銘はもちろん、ペロ2とジェットジャガーが可愛くて(泣)。久しぶりに次の週が楽しみになるアニメでした。あと、外務省の鹿子さんの声が↑のれんちょんと同じ声優って、信じられないよね。

 

今〜 私の〜 願いごとが〜 叶うならば〜 ゴシップガールのリブート版を日本でもちゃんと配信してほしい〜 ー終ー